今回はチェックで行った体幹剛性がなぜ重要なのかまた、その改善方法を理解し◎にならなかった選手はぜひやってみてください!
体幹剛性の必要性
体幹の剛性というのは簡単にいうと
体を固める能力となります。
野球の動作においては、
・投球ではリリースの瞬間
・スイングではインパクトの瞬間
この瞬間には体にがフニャっとしていた場合、力が伝わらないということがなんとなくわかるかと思います。
じゃあプランクのようなひたすら固めるようなトレーニングをすればいいのか?と言われれば合ってるけど少し違うと答えます。
大事なのは、体幹が安定するポジションか?というところです。
この図は横隔膜と骨盤底筋の位置を表しています。
反り腰や猫背のような姿勢ではうまく腹圧が入らず剛性が出づらくなるし剛性できたとしても広背筋や腹直筋ばかりを固めてしまい腰痛などの怪我のリスクも大きくなっていきます。
なのでまずは体幹のポジションを整えることが第一優先となります。
その後に全身を固めるようなエクササイズに移るとより効果的です。
改善方法
①1stポジションキープ
目的:後縦隔の拡張・広背筋の抑制、肋骨の内旋獲得
土下座のような姿勢を作り、鼻から息を吸って口から吐く呼吸を繰り返し背中が広がる意識で行う。
30秒
②3monthポジションキープ
目的:体幹部のポジションの調整・腹圧のかかるポジションの獲得
両手両足をあげて①と同じように呼吸をする。体幹部が全体的に広がるように行う。
30秒〜1分
③BBベアポジションウォーク
目的:肩関節・体幹部の安定性の向上(前鋸筋の活性化)
④BBスキャプラプッシュスライド
目的:肩関節・体幹部の安定性の向上(前鋸筋の活性化)
⑤腕立て伏せ+スキャプラプッシュ
目的:上肢のプッシュ、肩甲帯・体幹の安定性向上
体が一直線のまま腕立て伏せをし手で斜めに押し込むようにしてお尻を上げる。
15回
⑥TSPU(評価と同様)
目的:瞬発的な体幹の剛性獲得
おでこのあたりで手をついて一瞬の力で体が一直線のまま起き上がる。
5×2
まとめ
体幹の剛性力は最後にボールへ力を伝える時に必須の能力となります。
ここが弱ければいくらその前後の動作が良くても能力を発揮できなくなってしまいます。
まずは、評価で◎を目指し剛性力を獲得しましょう。
もし、◎の選手がいればその他の項目の改善や剛性力を活かすための取り組みを行なっていきましょう🔥
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