この体の仕組み知ってれば痛み改善できる!?Joint By Joint Theory(ジョイント・バイ・セオリー)

機能改善

こんにちは!

パーソナルトレーナーの坂口達哉です!!


本日のテーマは、正しい動作の分析、痛みの原因の分析を行っていくうえで基礎となるJoint By Joint Theory(ジョイント・バイ・セオリー)について書いていこうと思います。

Joint By Joint Theory(ジョイント・バイ・セオリー)とは?

アメリカの理学療法士のグレイクック先生が提唱している考えで、人間の関節には、それぞれ主となる役割があるという考え方です。

関節の機能には、二つの役割があります。

1.モビリティ関節・・関節を動かす役割がある。
2.スタビリティ関節・・関節を安定させる役割がある。

これらは、隣り合う関節で交互に現れるという特徴を持っています。

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引用元:https://selfcc.com/video/osusume-stretch02/

腰痛へのつながり

腰痛は腰椎(スタビリティ関節)でおきますが、ジョイント・バイ・セオリーから考えると腰椎の隣である股関節、胸椎の本来持っているモビリティ関節としての役割が失われている可能性が高くなっています。

例えば、野球の投球時に「胸を張って投げろ」と言われることがあると思いますが、胸椎の可動性がない場合、何とか胸を張らせようとすると

本来安定させるべき腰椎を反ってしまいます

この動作を継続的に行なうことで徐々に腰痛になる可能性を高めてしまいます。

スポーツだけでなく、猫背を直そうとした時でも体をまっすぐにするために腰を反らせてまっすぐに見せようとする人もいます。

トレーニングでの考え方

先ほど話した、腰痛についてから考えると必要なトレーニング、ストレッチが見えてくるかと思います。

腰が痛い人は腰回りのストレッチをすればいいのではなく、その原因となる関節の可動性を出すエクササイズが必要になってきます。

また、腰の痛みで病院や整骨院に行くと体幹トレーニングを勧められることがあるかと思います。(実際、僕も言われたことがあります)

それが間違っているわけではないのですが、ただプランクを行うのでは意味はありません。

同じ体幹トレーニングでも腰椎を安定させたまま、その他の関節を動かすようなトレーニングが必要となります。

スポーツでは特に体全体を固定した状態でいることはなかなか無いです。
手や足を動かしていく際に体幹が抜けるようでは腰痛のリスクは高まります。

そのことを理解したうえでトレーニングや練習に取り組むことが大切です。

まとめ

今回説明したJoint By Joint Theory(ジョイント・バイ・セオリー)はトレーナー、治療家の中では当たり前のような話です。

しかし、私は大学時代(スポーツ健康科学部)の授業では習った記憶がないのです。(習ってたらすみません)

これを知ったきっかけは外部でのセミナーでした。

これは、トレーナー、治療家を目指す方だけでなく、選手としてパフォーマンスアップしたい方にも是非知ってほしいと思います。

これを知っているか、知らないのではウォーミングアップ、トレーニング、フォーム改善など全てにおいて影響してきます。

誰か一人でも今後の考え方や、取り組みに活かしていただけると幸いです。

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